初出版への道

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原稿に推こうを重ねています。

今年3月13日に急きょ頂いた「出版オファー」

原稿は5月末にいったん書き上げました。

当初頂いた出版スケジュールよりは1カ月早い提出です。

と言うのも、今年11月1日の自身の誕生日に

僕の初めての本を「誕生」させたい、という僕自身の強い想いからです。

思えば3月11日、大震災当日。

僕はあるイベントに参加していて、
当日の震災の状況については詳細を理解できていませんでした。

後になって振り返ってみると、
間違いなく「その日」を境に僕自身の
流れが変わりました。

簡単に言うと
まさに『引き寄せ』が起こるようになりました。

それも以前だと数年に1度あればいいようなことが、
数日に1回!ともすれば1日に何回も起こるようになりました。

震災当日も「数年に1度」レベルの願いが、
3つ重なって実現しました。

その夜にすさまじい震災の姿と現地の窮状を知り
「ボランティアしたい!」と思った翌日に
ある一人の人が現れました。
その方の友人と一緒です。

「この人は私の友人なんです!今朝から急にまったく声が出なくなったんです!!
 病院に行ってもだめでした!とみ太郎さん!なんとかできませんか!!?」

せっぱつまった表情で僕に訴えます。

声がまったく出なくなった方は、かなり年配の方で、
すがるような目で僕を見ています。

もちろん僕は医者でもないし、
声が出ない人を治したようなことは1回もありません。

でも僕はとっさに思いました。

直感で「もしかすると震災の映像のショックによる言語障害では!?」と
思ったのです。

その後は震災の「恐怖を取るタッピング」をし、
「不安を取るタッピング」をし、
その後は「悲しみ」「怒り」の感情を
その場で外していきました。

駅中だったこともあり、
たくさんの人が「何事?」かと
僕たちの方を見ていましたが、まったく気になりませんでした。

最後に不安を取り、一瞬で心が軽くなる方法をその方に
教えました。

でもその場では声は戻りませんでした。

精一杯お伝えした僕に、
声が出ない方は、
まるでお地蔵さんにでもするように僕に対して
手を合わせ、頭を深深と下げてその場を
立ち去りました。

そして数分後に携帯の着信音が鳴りました。
数分前に別れたばかりの友人からです。

「声が!声が戻りました!!
 とみ太郎さん!ありがとう!ありがとうございました!!」

喜びで声が震えています。

僕の「ボランティアをしたい!」という強い想いが、
声を失った方という形で「引き寄せ」られたのだと思います。

その翌日には
「たくさんの人に元気を取り戻して欲しい」

「どうすれば・・・」

「そうか!漫画を多用した本で、読んだ人が元気になるような
本があれば、被災地の方も親子で笑顔になってもらえる!」

そしてその誰も書いたこともないような
文章と漫画がドッキングされた本の姿をありありとイメージしました。

イメージでは本はもう完全に本屋さんの店頭に
並んでいます。

被災地の方も笑顔で手に取って読んでくださっています。

その1時間後、

ある方からメールがありました。

タイトルは
「お久しぶりです!」

メールを確認すると

「とみ太郎さん。
おひさしぶりです!

過日とみ太郎さんの『一瞬で元気が出るセミナー』を受講した○○です。

実は今私は出版社で編集の仕事をしています。
今回の大震災で、とみ太郎さんの姿を思い出しました。

とみ太郎さんに本を出してもらいたいんです!
それも文章と漫画がドッキングしている今までになかった本を。

被災地の方に笑顔を届けられる本を!」

僕は驚きました。

ほんの1時間前に、僕自身がイメージした、まさにその内容通りの
本の内容であったからです。

しかも本の執筆に関しては僕は無名の新人。

と言うよりは本など書いたことはありません。

どこかの出版社に原稿を送ったようなことも1回もしたことはありません。

原稿もこの時点では1枚も書いていませんでした。

でも僕はすぐにメールに返信しました。
「書かせてください!!」

即答でした。

そして今に至ります。

本の内容は、カリスマ編集者さん、そして
まさにイメージした通りの漫画を描いてくださる
最高のイラストレーターさんの協力を頂き、
想像以上に素晴らしい本になりつつあります。

原稿を書く前には瞑想をし、
この本を読んでくださるすべての方の笑顔と
幸せをイメージしながら一文字一文字に愛情を込めて
原稿を書いています。

漫画の原作も初めて自分で書き上げました。

それを原作に忠実にイラストレーターさんが
仕上げてくださっています。

本当に頭が下がりますし、
感謝の気持ちが次々と湧いてきます。

もちろんカリスマ編集者さんからの激励も頂きます。
ときには「相克」の言葉も!

でも、その言葉のひとつひとつ、そしてすべてが僕にとっては
まさに「宝」です。

今この瞬間にも、これから生まれてくる赤ちゃんにするように
愛情を注いでいます。

本の形をした赤ちゃんの誕生は
今年11月1日。

それまでは、何回も推こうを重ねていくことになると思います。

「僕に本が書けるのかな」
という心のブロックは自分で外しました。

今はもう何も不安はありません。

ただすべてをありのまま楽しんで書いていきたいと思います。

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