震災で家が壊れるまで、家があるのはあたりまえだと思っていました。

２０代で父が他界するまで、父はずっとあたりまえのようにそばにいてくれるものと思っていました。

そのときの私はきっとエゴのかたまりでした。

『１日たりとも平凡な日なんてない！日常は奇跡の集まり』
今の正直な思いです。

家があること

太陽が分け隔てなく無償の愛で照らしてくれること

手が動くこと

暖かい食べ物が食べられること

友人がいること

子どもたちの笑顔が見られること

朝がくること

夢があること

生かされていること

あなたがいること

これらは私にとっては『奇跡』です。

「もし今日が人生最後の日なら」

そう思うと世界が変わります。

家に、緑に、木々に、太陽に、家族に、友人に、世界中の子どもたちに、太陽に、今まで支えてくれたすべての人に、世界に、宇宙に・・・。

その日私は大切な家族、仲間とともにただただ感謝の時を過ごすはずです。

そんな感謝の対象に日常は溢れています。

日常と、あなたはまさに奇跡の存在です。

よくセミナーや本で言われている言葉です。

それらは本当に事実でしょうか？

マイナス感情がなく、常に感謝の状態にあるのは、よほどの悟りを開いたごく一部の方なのではないでしょうか。

マイナス感情とは、「怒り」「不安」「悲しみ」「恐怖」などの、一般的に「ネガティブな感情」と言われているものです。

例えば「恐怖」や「不安」。

これらはマイナス感情と言われているものの代表格です。

人類は以前は恐怖との戦いの連続でした。

野生動物に襲われる恐怖。

飢えの恐怖。

病気や老いへの恐怖。

マイナス感情はストレスを生みます。

ストレスも「悪」と捉えられていますが、実験では適度なストレスは老化を防ぎ、本来持っている力を引き出してくれることがわかっています。

大衆魚の代表格の「イワシ」は鰯と書きます。

魚偏に弱いと書く通り、イワシはとても弱く、輸送中にすぐに死んでしまうそうです。

その「イワシ」を生きたまま輸送する方法があります。

天敵の「ハマチ」を一匹同じ水槽に入れることだそうです。

「イワシ」は天敵の「ハマチ」に食べられるのではという緊張感から、死ぬことなく生き延びることができるそうです。

つまり適度な不安や緊張が逆に身を守ってくれているのです。

「火事場のばか力」という言葉があります。

これも火事というストレスが普段の力の何倍も引き出すことを意味しています。

「男は泣くもんじゃない」

私が子どもの頃は、ずい分とそう言われました。

同時に「泣くこと、悲しむことは悪いこと」という深い『心のブレーキ』ができてしまっていました。

マイナスな感情も、自分自身を作っている大切な一部です。

完全体を目指す必要はありません。

マイナスな感情は悪ではありません。

もっと言えば、「マイナスの感情」というものはありません。

すべては必要な感情です。

暗闇への恐怖や不安があったからこそ、人は家を作り、照明を発明し、暗闇への恐怖をなくすことができました。

病気への恐怖があったからこそ、医療技術や格段と進歩しました。

恐怖があるなら、それがなくなるようにワクワクのイメージをすることです。

するとその恐怖がなくなるようなインスピレーションが降りてきます。

あとは、それを行動するだけです。

反面、長期に渡るマイナス感情は例外として『心のブロック』、『心のブレーキ』となってしまいます。

その場合にはミラクルタッピングⓇやリミットブレイクマスターⓇなどを使えば、長年の『心のブレーキ』は瞬時に外れ、さらに「引き寄せ」が加速していきます。

あなたは世界にたったひとりしかいない尊い存在です。

すべての感情を受け入れ、時期が来れば手放すことができます。

あなたの存在そのものに感謝します。

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