「いちばんたいせつなことは、目に見えない」
サン・テグジュペリ著
『星の王子さま』での有名な一文です。
「大切なものはね、目には見えない。
心で探さないと」
大切なものは目に見えません。
命、空気、感情、意識、心、思い、愛などは
見ることはできません。
家族、友人、仲間と過ごす喜びや
かけがえのない時間も同様です。
私たち日本人は、はるか昔から
そんな「見えないもの」に感謝し
畏敬の念を抱いてきました。
大陸文化ではエベレストなどに登るときには
「山を征服するぞ」と気持ちを鼓舞します。
山と人間との「戦い」を意識しているためです。
対して日本人は古代から今に至るまで
山に登る前には手を合わせます。
「山に登らせていただきます」
そんな感謝と畏敬の念を
山や山に住む動物や自然、
そして山の神様に伝えるためです。
食事も同様です。
日本人は「いただきます」と
手を合わせます。
食べることとは命をいただくこと。
それがわかっているためです。
こういった目には見えないものに対する
豊かな価値観を
私たちは昔は誰もが持っていました。
対して現代では、残念ながら
「見えるもの」に焦点をあてられるようになりました。
お金、モノ、食べきれないほどの食材等。
どれだけのものを持っているか、
どんな暮らしをしているか、
それらを競い合う時代でした。
そんな価値感が「見えないウイルス」によって
世界的に大きく変わってきているのは
宇宙や天からのなんらかのメッセージ
なのではないでしょうか。
見えないウイルスに対して
テレビやニュースでは
連日「買い出めでガラガラになったスーパーの棚」や
マスクを求めて並ぶ行列等の
「見えるもの」を映し続けます。
その結果、パニックを起こす原因となり、
多くの人々に不安、心配の種を撒くことには
注意を払うことはありません。
できるだけインパクトのある映像や
場面を見せることで
視聴率や入ってくるお金など
「見えるもの」に意識が向いているためです。
私たちは、そんな理不尽な力の
影響を受ける必要はありません。
私たち日本人は、生まれ持って
誰もが「和の心」を持っています。
大地震があっても暴動も起こらず
みなが列を作って、
お互いに譲り合う。
そんな心を持っています。
「和の心」ももちろん見えません。
でも確かに私たちは心の奥に持っています。
今一番大切なことは
「見えざる敵」にやられないことです。
「見えざる敵」とはウイルスではありません。
視聴率を取るために国民を煽る
ワイドショーやニュースを見た影響等での
「マイナス感情」です。
不安、心配、恐怖、怒りなどの
「いき過ぎたマイナス感情」こそが
見えざる敵の正体です。
敵は自身の心の内にあるのです。
自分の中から、恐怖、心配、不安などの
マイナス感情を取り除いたときに、
冷静な視点で「真実」「事実」「真理」
を得ることができます。
マイナス感情を整える
マインドフルネスタッピング®は
「見えざる敵」を昇華させ、
心の内に、幸せ、安ど感、
平和をもたらしてくれるはずです。
そしてその後には
「すでに持っているもの」
への感謝の気持ちが溢れてきます。
するとそんな「見えない原動力」である、
幸せ、安心を伴うできごとを引き寄せていきます。
それができている「達人」がいます。
赤ちゃんや小さな子どもです。
自然も同じです。
どんな年でも綺麗な花を咲かせてくれます。
野に咲く名もなき花も同じです。
赤ちゃんや子ども達は、そんな
自然の息吹きや
「今ここにある幸せを謳歌する達人」です。
~おとなは、だれも、はじめは子どもだった。
(しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、
いくらもいない。)「星の王子さま」より~
あなたもかつては子ども、
そして赤ちゃんでした。
その状態に感情とマインドを
少しずつ「戻っていく」だけで大丈夫です。
どんなことがあったとしても、
あなたはきっと大丈夫。
私も応援しています。
あなたは、もっと幸せになっていいんです!
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