他界した父との和解

Pocket


「愛憎」という言葉があります。

「可愛さ余って憎さ100倍」という言葉の通り、
「あいぞう」とは、愛と憎しみは表裏一体
であることを示しています。

「愛憎」と聞くと
「なんか物々しい言葉だな」。

そう思われる方もおられるかも知れません。

ただ実際には、幼少期の家庭環境や
恋愛などではよく起こる現象である
ことがわかっています。

最初は「大好き!」
そう思っていても、
「なんだか冷たくされている」
「スルーされている」

そう感じることで、
だんだんとそれまでの「好き」が
「嫌い」や憎しみに変わっていく

ことは心理学的にはよくあるケースです。

もちろんすべての方がそんなふうに
変化される思いがあったはず、
ということではありません。

ただ常に心の片隅に
「なんだか満たされない」
「自分なんて」

そんな「心のしこり」を感じる場合、
「愛憎を伴うトラウマ的記憶」
潜在意識下に眠っているかも知れません。

「愛憎を伴うトラウマ的記憶」とは、
「好きなのにかまってもらえなかった」
「愛してもらえなかった」
そんな感情や想いの積み重ねです。

それらの想いの積み重ねによって
自己受容が低くなったり、
自他への嫌悪感を持ってしまったりします。

私自身がそんな「愛憎」をずっと抱えていました。

生まれて物心ついてすぐに、私はDV家庭に
生まれたことを知りました。

当時はとても貧しかったこともあり、
少しでも日給月給制の給与を上乗せするために、
父は休日でも常に働きにいっていました。

当時はめったに連れていってもらったことのない
外食や外に出かけることを楽しみにしていても
約束の当日になると突然父が出ていくのです。

母は私をなだめることもなく
「仕事だから」と私に伝えるだけでした。

度々続くそれらの体験は
「愛憎」という感情を伴って、
私の潜在意識の中に深く埋め込まれていきました。

そうして幼稚園に入った頃から
「自分は必要とされていない」
「いつも約束を破られる」

そんな「マイナスの思い込み」
でいっぱいになりました。

「三つ子の魂百まで」

そんな言葉があるように、
それらの「愛憎を伴ったトラウマ的記憶」は、
ずっと私を支配してきました。

半世紀近くもの間、
それから逃れることはできませんでした。

その後、運よく開発のできたマインドフルネスタッピング®やリミットブレイクマスター®によって、
やっと私は「心の自由」を得ました。

同時に自己受容も上がっていき、
結果『和の引き寄せ』も起こっていくようになりました。

その私があるとき感じたのです。

「あのときの悔しさや憎しみはなくなった」
「でも、愛や感謝には変わっていない
ということに。

感性したばかりの
「憎しみや『心のラスボス』が愛に変わる」
ディメンションライザー™を使った
セルフセッションを行いました。

するとすぐに幼少期の辛かった記憶が
映像のようによみがえってきます。

そしてその映像が優しく溶けていきます。

ここまではリミットブレイクマスターと同じです。

それから数十秒。

他界した父の満面の笑顔が浮かんできたのです。

困ったような嬉しいような、
涙を流しているような、
そんな感情の入り混じった笑顔です。

その瞬間に私は気づきました。

どれだけ父が。
そして母が、私を愛してくれていたかを。

遊びに行く約束を無慈悲に破ったのではなく、
生活のため、私や家族のために
申し訳ない気持ちとともに働きにいったことを。

「申し訳ないと思うのは私です」

他界した父に伝え、感謝の気持ちを伝えました。

そう、ディメンションライザーセッションで、
私もまた数十年かけての「許し」を体現できた瞬間でした。

ほんの数日前の朝のできごとでした。

それからは、ずっと胸の奥に温かいものが流れています。

「和解」、感謝はいつからでもできます。

その瞬間から、ラスボス的なトラウマや記憶が
「愛と感謝」に変わっていきます。

自他ともに「次元上昇」できる瞬間です。

こんな体感をされた人もいます。

あなたもまた、いつでも心と物質両面での
「次元上昇」ができる人です。

感情と「思い込み」が変わると、
すべてが好転していきます。

あなたの「人生の本番」はこれからです。


エネルギーも一緒に届く

◇幸せと「和の引き寄せ」が加速する!無料メルマガ

フォローしてね

—–

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です