幸せの尺度

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先日ある方とお話をしていて考えさせられました。

その方は若くして肺に水がたまる病気で、
寝る時も座ったままでないと呼吸すらままならない状態でした。

それが人口透析をすることで、横になって寝ることができるようになりました。

久しぶりに横たわれる解放感をその方は感じられました。

ただ病状から、自力では一歩も歩けない状態です。

でも今までは座ったまま夜を過ごしていたのが、
病院のベッドに普通に眠ることができるようになって、
その方は思いました。

「ああ、自分はなんて幸せなんだろう」

それまでの自分の状態と比べると、
天国のように感じたそうです。

その方の介護には何人もの看護師さんがお世話をされたそうです。

ほとんどの看護師さんは、とても献身的で
やさしい方ばかりだったそうです。

ただその中で一人、
常に不平不満を口にされる方がいたそうです。

その愚痴を聞きながら、その方は思ったそうです。

「五体満足なこの人よりも、一歩も歩けなくても私のほうが幸せだ」

その方はその後、酸素ジュースやホ・オポノポノとの出会いを経て、
奇跡的に回復し、今では普通の方と変わらない
毎日を送られています。

お話を聞いていて思いました。

幸せの尺度が違うんだな、と。

回復されたその方は、幸せの尺度を昨日までの自分と
比較されていました。

他の人と比較するのではなく、自身と比較されているので、
わずかな前進に大きな喜びを感じていました。

対して、もう一人の人は他人や他と比較ばかりされていたそうです。

「幸せの尺度」

僕は少しずつでも昨日の自分より成長していきたいなぁ、と思います。

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