テレビや新聞では熊本の甚大な被災状況が徐々に明らかになってきています。
それらの報道を見られたほとんどの方は「心配」や「不安」な気持ちになっておられることとと思います。
ここに実は「魔」が潜んでいます。
5年前の東日本大震災後に、微力ですが支援をさせて頂いていました。
復興のためのチャリティーセミナーを開催し、収益はすべて東日本大震災への義援金としてお渡しさせて頂きました。
その際に、仙台で自宅が全壊し被災された私の気功の師でもある有名な先生に、新大阪のサロンに震災があった数日後においで頂きました。
先生はとても人格者で「お約束ですから」と笑顔で被災地から大阪に来てくださいました。
当日は虹の仲間や受講生さん達が、四国、奈良、神戸、京都、大阪から持ちきれないほどの救援物資や義援金を持って、朝早くから駆けつけてくれました。
その際の先生の言葉が脳裏に焼き付いています。
「みなさんの勇気を仙台の仲間に届けます!
今こそみなさんのパワーと笑顔が必要なんです。
皆さんならできます!
これからは、あなた達の時代なんです。
日本を元気にするのは、あなた達なんです!」
澄んだ目で、笑みをたたえ語る先生に逆に勇気と感動を頂きました。
「エネルギーが上がれば、心配や恐怖にも勝てます。
皆さんもどうぞ明るい方向だけを見てください」
先生は優しい笑顔何度も僕たちのことを想い、エールをくださります。
そして次の瞬間、その方はこう言われたのです。
「どうか被災した僕たちのことを決して心配しないでください」
「心配は一番の負のエネルギーなんです」
「心配のエネルギーは、はっきり言って迷惑です。心配より、私たちや被災地の復興を信じ、笑顔や愛のエネルギーを送ってください」
先生の仙台での気功やヒーラー仲間の半数近くの方と、未だ連絡が取れないことを知っている私たちは、涙をこらえるのに必死でした。
震災以降
「何かをしたい」
「被災地の方の役に立ちたい」
ずっとそう思い、同時に自分の無力さに腹立たしささえ感じていました。
救援物資や義援金をお届けしたりするだけでは、なんともいえないやるせなさを感じていたためです。
「どうか私たちのことを心配せず、明るい方向だけを見てください」
友人であり恩師である先生の言葉で気持ちが固まりました。
「被災地に行かなくてもエールは送れる!できることがある!」と。
恐れや不安を持たない。
そのために、不安や心配を増幅させるようなワイドショーやニュースは見ない。
同情や憐れみの気持ちを持たない。
買いだめをしない。
地元で地元の方にボランティアをする。
募金をする。
不安や心配を取る方法を伝える。
被災地の復興を信じる。
自分を信じる。
明るい未来を信じる。
今、生きていることに感謝する。
恐れや不安、同情は、そのような結果を引き寄せます。
希望や明るい思いは、その通りの結果を生みます。
なら、今できることは、エネルギーを上げ、愛と光りの波動を届けることだと思っています。
心配より愛や笑顔のイメージを届けることで、被害を最小限に抑えることができます。
その上で、できることで支援や行動を取っていくことが未来を創っていきます。
日常や「あたりまえ」は、かけがえのない眩しい奇跡の集まりです。
まずは自身の中に平和を
自身の中に光を!
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